Sub:ただいま

2005年10月9日 恋愛
約束の時間より30分早く、
メールが届いた。

 いま、出発した。

彼専用の着メロに
まだ、洗濯したりして、化粧もしてなかった私は、
びっくりしたので、返信。

 もう着いたのかと、びびった。

多分30分くらいしたら着くだろう。
慌てて、洗濯干して、
こないだ買った下着に着替えて、
化粧して待つ。

予定時間頃、電話あり。

 もう、用意できてる?

お気遣いいただいた。


途中から、必要なものはないかと、
彼からキューピーさんに電話してもらったら、
「(私)も、一緒?」と聞かれる。(バレバレ)

 そうそう、一緒。
 
このメンバーなら、バレても、まっいっか。 

今日のホームパーティーの目的は、
ワインの試飲会。

メーカーさんが来てくれて、
おすすめのワインを色々飲ませてくれる。
で、お気に入りを購入するというもの。

2年前に、初めて試飲会をした時のメンバーが、この遠足4人組。

彼と、
私と、
キューピーさんと、
それに、
料理するのが得意な、非常にのんべぇの友人♀。

それ以来、キューピーさんちでのホームパーティーでは、
必ず、彼女の手料理がテーブルいっぱいに並ぶ。

私は、食べるのと、洗う係。
ちょっとだけお手伝いするけど。
彼女は、作るのと、食べるのは好きだけど、
片づけるのが、あんまし好きじゃないらしく、
私とは、ちょうどいい組み合わせ。

今日も、ちょこっとだけお手伝い。

エビの皮向いて、背わたを取り、開いて切り目入れて。
よせあげをあげるところだけ。
唐揚げもあげるだけ。
エビチリは彼女お手製のソースで作って。

私が何をしてても、
彼はおもしろいらしく、

 邪魔したらあかんで
 おもしろいわ
 結構じょうずやん

ずっと見てくれてた。

 
試飲会では、
いつもより、たくさんいただいた。
味見程度ではない量で。

私は、結構平気だったんだけどね。
彼は、参っちゃった。

試飲会が終わったら、

 参った、眠たい。

フローリングに寝ころぶ彼。

しばらくしたら、
枕代わりの座布団と、
近くに座る私のフトモモの感触を確かめるのか、
かわるがわる、ぽんぽん、と。

私は、初めは厚さを測られてるのかと、

 っしつれいなっ! 

と、抵抗してたら、

 どっちが、柔らかいかなと

とのことだったので、
抵抗せずに、使っていただく。

初、膝枕!

ちょっとの間だけだったけど、
彼のおでこを、いっぱい触らせてもらいました。

帰る時間になっても、
彼は、まださめないみたいで、
なかなか、帰ろうとしない。

乗せてもらえるものと、
待ち、の体制の彼女と私。

 あんまししんどかったら、泊めてもらう?
 私ら、先帰るよ。

 待ってて、もうちょっと。

と、言いながらも、

 風に当たってくる。

外に出て行っちゃった。

 一緒に行こか?
 
 大丈夫。

しばらくしても、戻らないし、
やっぱり、探しに行った。

 すっきりしてきた。

で、二人で腰掛けて風に当たって。

 秋やな〜、鱗雲やな〜。

のんびり、空を眺めて二人きり。

結局、私も彼女も乗せて帰ってもらう。
ちと、厚かましかったかな。

私を降ろしてから、
彼女を最寄り駅まで送って。

ちゃんと帰れたか、心配だったし、
お礼のメールを、着いてるだろう頃に送る。

しばらくしたら、お返事あり。

 Sub:ただいま
 いま帰ったよ。・・・・

Re:では、なかった。
こんなつまんないことが、うれしかったりする。

ショーブ下着は、特に必要ではなかったけど、
これは、
ラッキー下着に、昇格とする。

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